猛暑日の増加、豪雨や干ばつの増加、生態系破壊の進行など、「近ごろ、地球はおかしいぞ」と、だれもが実感しています。地球の温暖化が急速に進んだ結果です。

地球温暖化の原因は、地球の大気に含まれる温室効果ガスの増えすぎにあります。温室効果ガスというのは、二酸化炭素(CO2)をはじめ、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなどのことで、これらは太陽エネルギーの一部を吸収して、人間をはじめ生物が生きるのに適した環境を作り出してきました。しかし、これ以上増えすぎると現在の地球表面の大気や海洋の気温が大幅に上昇し、現在の環境を維持することは不可能であると言われています。IPCC（世界気象機関と国連環境計画により設立された組織）の第4次評価報告書において、1980―1999を基準とした21世紀末における平均地上気温は、最大で6.4度上昇すると予測しています。上昇幅が2℃を超えると、急激に悪影響の規模が大きくなると言われていますので、6.4度の上昇がもたらす結果は、想像を絶します。

地球温暖化の一番大きな原因となるCO2は、石油・石炭などの化石燃料の大量消費によって、大量発生します。自動車の排気ガスは、その最大ファクターの一つです。またCO2を吸収する役割を果たす森林が、大規模伐採や焼畑農業により減少していることも温暖化を促進しています。国連の試算では、緊急なる対策をとらないと、温室効果ガスの排出量は2000年の389億トンが、2030年には615億トンにまで増えます。地球温暖化対策は、まさに待ったなしです。

地球温暖化防止のために、私たちも、今一歩を踏み出しましょう。そのできることの1つが自動車排気ガスのCO2を抑えることではないでしょうか。

当社は、「地球温暖化ストップ」に貢献することこそが最大の使命と考え、一般消費者と産業界の省エネ、エネルギー効率の向上への取組みを支援する企業活動に取り組んでいます。

「ナノワークス」は、自動車の省エネ・エネルギー効率の向上に効果を発揮し、環境保護に大きく貢献するものと信じています。